函館の歌:いたく錆びしピストル出でぬ

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砂山の砂を掘っていたら、
ひどく錆びたピストルが出てきた

というんです、

実際の経験ではなく、
想像で詠った歌です。

「死」を連想させたり、
広大な砂山、砂を掘っている自分、
出てきた小さなピストル、
小さなドラマを感じさせるような歌です。

石原裕次郎が歌って大ヒットし、
映画にもなった
“錆びたナイフ”は明らかにこの歌からの発想と思われます。

 るんるん砂山の砂を指で掘ってたら
  まっかに錆びたジャックナイフが出て来たよ・・・

(萩原四朗作詞、上原賢六作曲、昭和32(1957)年)

この時代に活躍した映画スターと言えば、
石原裕次郎のほかに、小林旭、赤木圭一郎

小林旭が映画「渡り鳥シリーズ」を大ヒットさせるきっかけになった第一作、
『ギターを持った渡り鳥』が公開されたのは昭和34年のことでした。

この年は、私が社会人になった年で、
函館で映画撮影の際、勤務先が少し協力した関係で、
公開された際、さっそく映画館に行ったのを憶えています。

雄大な駒が岳山麓を馬にまたがって颯爽と登場する小林旭、
港の倉庫街で殴り合いをしたり、
浅丘ルリ子もきれいだったね、

石原裕次郎の『錆びたナイフ』の映画は昭和33年公開、
私は高校生だったから、
だいぶ後になってから観たと思うけど、
内容はちっとも覚えちゃいません、
50年以上も昔のことです。

 るんるんどこのどいつが埋めたか 胸にジンとくる・・・
歌は、今でもしっかり歌えます。

あっ、そうそう、若かりし頃のヘアスタイルは、
裕次郎カットにしていた時代がありましたよ。

『一握の砂』の発売広告が、
東京朝日新聞の1910年12月12日版に掲載されていますが、
同じ面に、護身用のピストルの広告が出ていて、
6円50銭だったそうです。
(木股知史『和歌文学大系 77 一握の砂・黄昏に・収穫』・明治書院・2004年)
(現代の金額に換算すれば、当時の1円が現在の1万円強ぐらい)

  
posted by GG at 21:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 函館の歌
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