釧路市啄木通りの石川啄木歌碑 北の海鯨追ふ子等

釧路市南大通りは、愛称「啄木通り」

石川啄木が勤務した釧路新聞社に近く、啄木の下宿、そして、夜な夜な通った料亭も徒歩圏内。

啄木通りには啄木歌碑もたくさんあって、それを探しながらそぞろ歩くのもいいものです。


釧路新聞社跡地のシェルル石油ガソリンスタンドから南に進むと、少し道幅の広い通りに出ます。「南大通り」です。

交通量も少し増えるのですが、歩道や街路灯などもよく整備された、きれいな道です。

街路灯には石川啄木のイラストが描かれた幟が飾られています。

釧路市南大通り(啄木通り)

歩道はカラーブロックが敷き詰められていますが、一部のブロックは石川啄木の歌が切り絵で描かれているブロックになっています。

釧路啄木通りの歩道ブロック

このデザインブロックは11種類あり、啄木をテーマにしたものは、「さいはての駅に下り立ち・・・」の歌を刻んだこのブロックと、啄木の下宿を描いたブロックの2種類です。
その他の9枚は昔の釧路の建築物等を描いています。

啄木通り(南大通り)を幣舞橋方向に歩いて行き、2丁目、この辺りに歌碑がある筈と探しましたが、見つけることが出来ません。

車を掃除していたおじさんに聞いてみると、

「ホラ、これですよ」と指差す方向を見ると、ありました。

釧路啄木通りサカエヤ前の歌碑

刻まれている歌は

      北の海
      鯨追う子等大いなる
      流氷来るを見ては喜ぶ

「平成四年十一月 啄木の筆跡なぞらえて 石原清雅書 戯書」
の碑陰がありました。

この歌は、「一握の砂」など歌集として発行されたものには収録されていない歌です。

釧路新聞の「釧路詞壇」に発表された歌とされています。


【余談】
さて、さきほどの、車の掃除をしていたおじさん、実はこの場所で「サカエヤ」という老舗店で、菓子製造・販売をしていた方だそうです。

健康上の理由で廃業してしまったのだそうですが、あとで調べてみたら、『原野のひと声』と『福司地酒ケーキ』は釧路では有名なお菓子だったようです。

『原野のひと声』は、商標を受け継いだ店が製造・販売を続けているようです。

このおじさんと、しばらくの間、啄木談義をしました。
啄木通りについて、啄木の下宿跡について、小奴のことや啄木が通った料亭のことなど・・・。

「ちょっと待ってください」と家から持ってきてくれた一枚の紙、「くしろ歴史の散歩道 啄木通」という釧路の地図でした。

釧路の主要な建物や啄木ゆかりの建物、歌碑などの場所をイラストで描いた観光マップです。

お菓子を販売したとき、菓子箱の包装紙の上にくるんでいたものだそうで、

「これが最後の一枚です。」

そんな貴重なものをもらっちゃっていいのかなと思いつつ、もらってきてしまいました。

「近くにおいしい蕎麦屋があるから、お昼はそこで食べて行きなさい」と言われ、言われたとおり、ひととおり歌碑巡りが終わってから、その店に行きました。

たしかにおいしい蕎麦でした。
釧路の蕎麦、緑色なんですよ。
テレビの「秘密のケンミンショー」で観たことがあるんだけど、クロレラ入りの蕎麦だそうです。

蕎麦屋の名前は「東家(あずまや)分店」
実は釧路には「東家分店」は20軒以上もあるそうです、札幌にも進出しているとか。
チエーン店とかではなくて、暖簾分けのイメージですね。

サカエヤさん、ありがとうございました。
この地図のおかげで、スムーズに歌碑めぐりをすることができました。

 
posted by GG at 18:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 銅像・歌碑
この記事へのコメント
仰る通り、南大通にあったお菓子のサカエヤさんは14年半前の2002年3月で廃業しましたが、実は「地酒ケーキ福司」と「原野のひと声」、そして失念しましたが、もう1種類を廃業後他社に引き継がせたことは覚えています。
具体的には「地酒ケーキ福司」が浦見と中園町にある中島菓子舗さんへ、「原野のひと声」は春採と釧路町国誉、桂木のイオン釧路店にあるクランツさんへ、そして失念したもう1種類は阿寒町中央の松屋さんへと引き継がれました。
新聞の切り抜きを紛失して、記憶だけが頼りですが、松屋さんは元サカエヤ社員が独立して作った菓子屋さんというか会社だと思います。ところで、道新さんがこき下ろす記事を書いて、社長さんが相当怒っていたのも覚えてします。
この話、釧新さんに書かれていた記事ですが、仰る通り、あくまでも健康上の理由で廃業したということです。ちなみに、HBCが釧路放送局を置いていた時、釧根圏ローカルCMで「地酒ケーキ福司」のCMを出稿していたんです。
Posted by 匿名希望 at 2016年09月30日 22:41
匿名希望さん:
サイトをごらんいただき、また、コメントを書いてくださって、ありがとうございます。
釧路市内の歌碑めぐりをしたのは、8年前、2008年の夏のことでした。
啄木は、釧路には僅かの期間しか滞在しなくて、むしろ、武勇伝ばかりを残していますが、釧路市民はずーっと大切にしてくれています。
いつか、「雪あかりの町」イベントに参加してみたいなあと思っています。
Posted by 管理人 at 2016年10月01日 14:58
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